車載電化製品の使い勝手を改善。
自動車の使用頻度が高い人ほどありがたい一台。
STAGEA C10を取り付けるとエンジン停止後20分間、携帯電話を充電したり車内冷蔵庫への通電が継続できるようになります。(*1)
エンジンを切った状態での車内での休憩や、お食事中に携帯電話やパソコンなどの充電をする、お買い物帰りにポータブル冷蔵庫に通電したまま寄り道をするなど、車載家電の使い勝手を向上させます。
電圧監視自動オフ機能が搭載されていますので、エンジン始動に問題のない範囲で余裕のある電力を快適性向上に割り当てます。
また、エンジン始動時(セルモーター回転時)のカーナビ再起動を回避する回路も搭載。
アイドリングストップ車でお好みの社外ナビを使用した時の再起動の煩わしさや、ガソリンスタンドで給油待ちしている間に目的地設定をした後、エンジンをかけ直した後にガソリンスタンドを出てどっちに曲がればいいのかわからないストレスから解放されます。

ガソリンスタンドで給油中にキーポジションをACCにしたまま目的地検索を行い、給油後にエンジンを掛けたら再起動がかかってしまい、ガソリンスタンドを出てからどちらに曲がればいいかわからず焦りながら起動を待った経験はありませんか?
アイドリングストップ車にお気に入りの社外ナビを取り付けた途端、信号待ちのたびにナビが再起動を繰り返すため、仕方なくアイドリングストップ機能をOFFにしていませんか?
同じ理由で、携帯電話やミュージックプレイヤーとのbluetooth接続が切れてしまい、次の信号待ちまで音楽無しで走行したり、時には我慢できずに走行しながら携帯電話を操作して接続処理を行うといった危険極まりない行動をしたことも・・・。
C10を使えばエンジンスタート時やマニュアル車でエンストさせた時など、10秒以内にエンジンを掛け直せば(ACCラインからの通電再開すれば)カーナビへの通電を継続しますので、使い勝手が向上します。
この機能を応用して、ドライブレコーダーやETC車載器、車載無線機等のリセットを防ぐ用途としてもお使いいただけます。
※このような使い方をする場合、本機を1台の機器につき1台で使用してください。(カーナビゲーションシステムとドライブレコーダーをお使いになる場合、本機を2台ご用意ください。)
ドライブ中に食堂に立ち寄り、車を降りるときになってから携帯電話の電池残量が少なくなっていることに気付いて、走行中に充電しておけばよかったと思ったことありませんか。
そういう時、せめて食事の間だけでも携帯を車に置きっぱなしにしていくらかでも充電できればいいんだけどな・・・なんて思うと思います。
ノート型パソコンにも同じことがいえると思います。
そんな時、C10を使うことで、自動車のエンジンを切っても【サービス電源出力コード】から20分間だけ通電を継続できます。
走行中に製品に異常が起きた場合、速やかに停車できる場所でない場合、死亡事故につながる場合があります。
こうした重大事故に至らずとも、本製品が原因で車両火災を起こした時は、生活や仕事への影響は計り知れません。
製品の故障にとどまっても、交換や修理には運転席周りの分解を伴う場合が多く、非常に大きな負担が伴います。
このような事態を避けるため、製品の安全や機能維持はもとより、お車への負担の軽減も意識した品質重視の設計をしております。
・車両側の停電と車両火災の原因となる短絡・過電流に対しては、厳しめに想定をしております。
・本品が故障した場合、どのような壊れ方であっても出力を断ちます。
通電が続くことでバッテリを消耗し切るような壊れ方はさせません。
・特に振動の多い自動車も想定し、季節変動に伴う温度差も加味した上で、2年保証できる品質を目指しました。
| マイコンによる短絡検出 | 一定の条件で出力電圧が9.6V以下になった場合、エンジン始動性に影響が出ると判断して20分を待つことなく出力を遮断する機能を搭載しています。 この機能を使用して、一定の条件のもと急激に電圧低下した場合、短絡したと見做して電源を遮断します。 |
| 自動復帰型ブレーカー(ポリスイッチ) | 概ね5A前後の電流が流れると、ポリスイッチが作動して出力を遮断します。 数秒から数分後(超過した電流により変動します)、負荷が定格内におさまっていれば、通電を再開します。 こたつで採用されているサーモスタットのような自己復帰式の安全装置です。 |
| 電流ヒューズ | 上記2つの安全装置を回避して過電流が流れることは、原理上まずありえませんが、据付・取付方法に問題があって本品が重量物に押し潰されることで圧壊するなど、通常では考えられないような想定外のアクシデントも想定して、電流ヒューズを設けています。 |
本品は、通電制御を行う手段としてリレーを採用しております。
リレーは、マイコン等から制御して、電磁石の力を使って入り切りする電動スイッチです。
数アンペアを超えるような大電流のON/OFFを行う時、接点には火花が生じ、それが原因で接触抵抗が上がる、接点が損耗して使用できなくなるなどのトラブルをきたします。
仕組みはとても単純ですが、このような状況で製品の性能を末永く維持するには、単に金属片が接していれば良いという単純なものではなく、金属の材質や接触させる角度、接点の形状など非常に多くのノウハウが必要です。
C10は、少しでも長くご愛用いただけるよう、豊富な実績を持つオムロン製リレーを採用し、10万回のON/OFFに耐えられる品質を目指しました。
接点を使わない電子式のスイッチ(トランジスタやFET等)を使用する方法もありますが、発熱が大きく、熱抵抗の知識が無ければ手軽に設置できるものではないため、リレー式としております。

自動復帰ブレーカーや電流ヒューズがあるため、基板パターンに定格を大きく超える電流が流れることはまず考えられないものの、想定を大きく超える悪条件下で想定を大きく超える期間使用されれば錆が発生してパターンが痩せる可能性もあります。 また、夏場の炎天下時に度々想定を超える大電流が流れれば少しずつパターン剥離が広がり、浮いた銅箔が他のパターンに接触すれば、短絡(ショート)が原因の車両火災につながる恐れもあります。
こうした事故を防ぐため、非常に大きく余裕を持たせたパターン厚の基板を使用しております。
自動車の車内温度は、特に夏場は100度に迫る高熱から20度程度の間を度々行き来するため、車内電装品は過酷な環境にさらされます。
このような環境下では、結露のおそれがあります。
こうしたことに耐えられるよう、基板コーティングをしております。
もし本品が故障して通電が継続されたままになったら、バッテリ上がりを引き起こし、お車を使いたいタイミングでエンジンが掛けられなくなるなど大きなご不便をおかけすることになってしまいます。
厳冬期の山奥であれば、時には命にかかわる事態を引き起こすこともあります。
そのため、本製品が外部から大きな力を受けた時も可能な限り想定し、故障時は通電遮断の状態に戻るよう設計しております。
例えば出力制御のためのリレー駆動電源に使用するトランジスタは念のためプルダウンを行い、プルダウン抵抗とGNDラインは交通事故などで基板がクラッシュしても接続が維持される確率を少しでも高めるため、トランジスタの近くに配置した上で、パターン幅0.5mmの太いパターンで接続しています。
それ以外も、ハードウェア/プログラム内の随所で、フェイルセーフを意識して作りこまれています。
部品不良が発火事故につながる低圧系電源素子は実装前に部品単体の特性(抵抗値・段階的に負荷を掛けた時の電圧降下率・ひずみ率)検査を全数実施。
完成品もエージング検査を実施。
繰り返す振動や熱衝撃でパターンが欠損したり部品が剥離・損傷しないよう、ボードやパーツに加わる力を
分散させるパーツレイアウトをしております。
重量部品はパターン剥離を防ぐためランドを広く取るなど、耐久性を高める設計に徹底的にこだわりました。
バッテリ上がりを防ぐため、出力電圧が概ね9.6V(*)以下になったら20分経過を待たずに出力を遮断します。
(*)コンプレッサ式の車載冷蔵庫(モーターを使用した機器)など、瞬間的に大きな負荷が発生する機器があるため、9.6V以下になることで直ちに電源を遮断するものではございません。
9.6V以下に降下する際の降下時間や9.6V以上に復帰する時間、継続時間、復帰電あるなど総合的に判断して、これ以上通電すると始動性に影響をきたす恐れがある時や、本製品の使用に適さないコンディションである場合に通電を停止します。
セルモーター回転時、【サービス電源出力コード(エンジン停止後、20分電源供給を行う)】からの出力を10秒間遮断します。
エンジンスタート時は、100アンペアを超える非常に大きな電力を必要とします。
この時に電力不足になると、エンジン始動性が低下し、いつまで経ってもエンジンがかからない事態に陥ります。
そのため、エンジン始動時はバッテリの電流をセルモーターの回転に集中させるため、車内電装品全ての負荷を遮断します。
その他、バッテリーやバッテリーケーブルを過負荷から守る意味もあります。
しかしながら、カーナビの消費電力は、エンジン始動性に影響を与えるほど大きなものではないため、本製品を使うことで、ONを維持しています。
【サービス電源出力コード】は、接続するものが決まっていないため、万全を期してセルモーター回転時は10秒間、出力を遮断します。
セルモーターを回転させているかどうかの判断は本製品では行いません。
ACC入力が遮断されたら10秒間、20分出力が停止するようにしております。
| サイズ(突起部含む) | W105×D70×H48mm |
| 重量 | 190g |
| 電源 | 直流(DC)6〜18V ※標準電圧12V |
| 消費電力 | 7.2mA(駐車後5分経過時) ※但し、お買い上げ直後や電圧低下補償機能動作直後は最大2A程度まで増加します。 |
| 推奨電源 | カーバッテリー |
| 許容負荷 | サービス電源出力 7A カーナビ用バックアップ電源 7A カーナビ用ACC出力 7A ※但し上記の合計が7Aを超えないこと。 |
| コード長さ | 約25cm |

①マイナスアース
バッテリのマイナス極と連絡している車両側金属部または10アンペアの負荷に耐えられる太さの(-)線に接続します。
②電源コード
バッテリのプラス極と連絡している(エンジン停止後も通電を継続している)電線に接続します。
※電線の加工を行う場合は、ヒューズを切り落とさないでください。
③ACCコード
エンジン動作中のみ通電される電源コードに接続します。
※電線の加工を行う場合は、ヒューズを切り落とさないでください。
④カーステレオのACC電源に接続します。
⑤カーステレオの電源(B+やBACKUP、BATTERY等と記載されています。)に接続します。
エンジン始動時の電圧降下でカーナビが再起動される現象を軽減します。
⑥携帯電話充電器やインバータなど、エンジン停止後20分だけ運転したい機器を接続します。
– 常時電源が流れている線
(BATT/B+/BACKUP等と記載があり、俗に「バッ直」と言われます。)
– エンジン始動時にのみ電源が流れている線
(ACC電源、ONポジション電源などと呼ばれます)
– アース線(-極)
以下のような場合、電圧の降下が大きいため、20分を待たずに電源断となることがございます。
– 負荷の高い電装品を多く搭載している車
– バッテリを交換してから2年以上を経過している、またはアイドリングストップ車など、特にバッテリへの負担の高い車
– バッテリのコンディションが良好でも、エンジンを切った状態で本製品に消費電力の高い機器を接続した場合。
エンジン回転時でも電圧が12Vを下回る場合(普通は13.5V前後です。)や、以下の条件下では、リセットが掛かることを完全に防ぐことは出来ませんので、ご注意ください。
- 車両側の充電能力が低い。
- カーナビ側の電圧低下シャットダウンの閾値が高い
- 夏場の雨天時の夜間等でヘッドランプ、ワイパー、エアコンを同時使用していて電圧降下が大きい場合。
- 大音量で音楽を再生しているなど、カーナビの消費電力が非常に高くなっている場合。
※以上の場合、安定化電源ユニットを接続することで、再起動を完全に防ぐことが可能です。
[商品情報]->[おすすめの周辺機器]から、安定化電源ユニットも併せてご覧ください。

(*1)C10の出力ケーブルに接続された電装品に限ります。
(*2)エンジン始動は、100A前後の非常に大きな電流を必要とするため、セルモーターが回転している間は大きく電圧が下がります。
一部のカーナビゲーションシステムやカーオーディオでは、一定電圧以下になった場合、機器側で再起動がかかる場合があります。
本製品は、エンジン始動時に車両側で通電停止されることを回避するものであり、全ての再起動を回避するものではございません。
(*3)基板を折った状態での完全動作を完全補償するものではございません。
激しい衝撃が加わった後は使用を控えてください。